SAMURAIBomberDog’s diary

日記 202007~

ねんねんころりねこねこねんねん

9月21日敬老の日

ここ最近、一日の3/4ほどを睡眠に費やす生活を送っている。欲しいというならば、池江璃花子ちゃんや大谷翔平くんに俺の時間をあげたいほどだ。郵送で送ってもいいがどちらも住所がわからないのでやめておく。

今でこそそんなにだらしない生活をしているが、いわゆるコロナ前にはもう少しまともだったはずだ。

大学1年後期には人生で初めてアルバイトを始めた。カラオケ屋のバイトしていた。

その時はバイトなんて初めてだったし、知らん全く関係のない人達と働くのが怖かったので、最初にバイトに行く前日にTSUTAYAで「フルメタル・ジャケット*1」を借りて観てから行った。

働いてみるとみんな優しくてとても楽しかった。個室の掃除もお酒の種類や作り方もわりかし早く覚えられたし、やっぱり俺は頭も要領もいいんだなと再確認することができた。

今じゃ大学がオンラインで地元に帰っているためバイトは辞めたが、一度バイトを経験したのでやろうと思えばできるはず!なのでやろうと思うときを待っている。

 

フルメタル・ジャケット (字幕版)

フルメタル・ジャケット (字幕版)

  • 発売日: 2013/11/26
  • メディア: Prime Video
 

 

*1:新兵が教官にハチャメチャに怒られる戦争映画

夏 終わり

いつの間にか9月になっていた。今も部屋はエアコンで一定の温度、8月となんら変わらない生活をしているため気が付かなかった。明るすぎて何も視えない朝が過ぎ、またすぐ暗すぎて何も視えない夜が来る。生産性もクソもない、夢に向かって頑張る人たちに少し後ろめたい気持ちを抱えながら、今日もただただ1日の終わりを待つ。

 

雨の日以外毎日欠かさず散歩をするようにしている。歩くのは好きではあるが、一番の理由は家にずっといるのが耐えられないからだ。これは家庭環境の問題とかではない、同じ場所でずっとぼーっとしていると頭が痛くなったりするからだ。

生粋のアウトドア体質と生粋のインドアメンタル。齟齬している僕は一日一回の散歩で折り合いがついている。

 

毎日毎日、昼前に起き、パワプロ2020をやり、散歩し、APEXをやり、ラジオを聞き、寝る。

………めちゃくちゃに幸せだ。

大学の後期が始まればこんなことできない。クソッ!夏!終わるなっ!

 

真夏の通り雨

真夏の通り雨

  • provided courtesy of iTunes

 

燻らせたグレイを切り裂くように飛ぶ翡翠

八月後半、まだ暑い日が続く。エアコンに足を向けて寝られない日々。(実際にはエアコンは俺の足元側から懸命に冷風を送り続けている。)

八月の前半に二十歳になっていた。二十年生き続けた。二十年目の特別なログインボーナスとして、酒とタバコを嗜む権利を手にしていた。

結局、二十歳当日には酒もタバコもやらなかった。もとより酒はやらないと決めていたのでそれも仕方なかった。しかし、せっかく二十歳になったというのに何もしないのでは味気ないというか、つまらないのでタバコを吸ってみることにした。

どんなタバコを吸おうか。タバコっつったってたくさん種類がある。せっかく吸うんだったら激シブでとびきりカッコいい奴がいい。

昔、先輩に無理やり吸わされたメンソールのやつは箱がダサい。不良の友達からもらった輸入タバコは気取りすぎだ。なにか丁度いいタバコはねーのかと、いろいろ調べた結果、俺が買ったのはアメリカンスピリットのオレンジだ。理由は竹野内豊が吸っていたという情報があったからだ。「竹野内豊が吸っていたタバコ」これだけで十分すぎるほど激シブでとびきりカッコいいはずだ。

アメスピのオレンジとやっすいライターを調達。本当はZippoを持っているのでそれで吸いたかったのだがハマるかわからないのにオイルいれんのがめんどくさかったのでやっすいライターで我慢。

いつもの散歩コースにやってきて先っちょに火をつけ煙を肺へ入れる。。。

マジでなんともねぇ、特に何の感動もねぇ。ただタバコを吸っているのは手持無沙汰が解消されるのがいい。まぁ何日か吸い続ければ嫌でも好きになるだろう。これから毎日散歩のときにタバコを吸うぞー!

~2日後~

川を眺めながらタバコを吸っていたら草の茂みからエメラルドグリーンが飛び出してきた。灰色のフィルター越しにそれを見ていた。

家に帰り風呂に入る。体がおかしい。鏡に映る俺の顔がいやに青白い。足の震え、吐き気、視界がさだまらない。立ち上がり風呂から逃げようとしたが、それも失敗。次の瞬間には俺の体は床に倒れていた。

その音を聞いた母が来て助けられたが本当に怖い思いをした。

 

もう禁煙しよ。

 

文学的散歩日記

梅雨が明けたらしい。雨と曇りの繰り返しがすでに恋しい。夏の暑さが頭をぼやかす。散歩と課題の日々で特に書くこともないので文学風に俺の散歩について書いてみる。

 

 

えたいの知れない不吉な塊が私の心を終始圧えつけていた嫌悪と言おうか——。これはちょっといけない。積もり積もったレポート課題や国際問題について話すゼミがいけないのではない。いけないのはその塊だ。以前私を喜ばせたSpotifyから流れる音楽も居堪らずさせるのだ。よく通っていた散歩道も工事中で重くるしい場所にすぎなかった。

 

ふとセブンイレブンに入ると私の好きなレッドブルが並べてあった。私はレッドブルを一つ買った。不吉な塊がその瞬間からいくらか弛み、私は非常に幸福であった。そのレッドブルの冷たさはたとえようもなくよかった。

 

今日の工事を終えた工事現場に入っていった。どうしたことだろう、私の心を充たしていた幸福な感情はだんだん逃げていった。憂鬱が罩めて来る。

「あ、そうだそうだ」その時私はレッドブルを憶い出した。ショベルカーの上に恐る恐るレッドブルを据えつけた。レッドブルに周囲が緊張しているように見えた。しばらく私はそれを眺めていた。

 

不意に第二のアイディアが起こった。——それをそのままにしておいて私は、なに喰わぬ顔をして家に帰る。——

 

「帰ろうかなぁ。そうだ帰ろう」くすぐったい気持が私を微笑ませる。ショベルカーの上に青と銀に輝く恐ろしい爆弾をしかけた奇怪な悪漢が私で、家に帰る頃には工事現場は大爆発するのだったらどんなにおもしろいだろう。

私は熱心に想像しながら家に帰っていった。

 

梶井基次郎 『檸檬

檸檬 (新潮文庫)

 

 

 

少し晴れていたので

今日は雨。朝から雨で何もすることがないので16時くらいまで寝ていた。

毎日のようにレッドブルを飲む生活をしているので、最近はカフェインの取りすぎで気持ち悪い感覚がある。いい加減直したいので、スマホの待ち受けに「カフェインを抜く」と書いているのだが今日もレッドブルの缶をゴミ箱に入れる。もう自分が信じられない。脳がバグっている。意志薄弱の快楽主義者。

まぁそんなことはどうでもいいし反省もしていない。

無駄に消費した人生のうちの貴重な一日の後半、外が明るくなった。晴れた。晴れって大好き。すぐイヤホンをつけ玄関から外へ出た。雨が上がったばかりの一口ゲロと同じくらい気持ち悪いジメジメ感が気持ちいい。

いつも散歩する道は、現在工事中だがさっきまで雨も降っていたので休みらしい。動かないショベルカーは少し不気味だ。横を水たまりとぐちょぐちょの土をよけて進むと川のキワにたどり着く。素早い動きが視野の端で動いた。そちらに顔を向けるとエメラルドグリーンの鳥が飛んでどこかへ行った。鳥には詳しくないし調べる気もないので名前はわからない。しかしきれいだった。

おおっ!と思い川に目を落とすと三匹大きな魚の死体が浮いていた。しかもその体をたくさんの小さなカニがわしゃわしゃ蠢いている。きったね。

ちょっと尿意。

何の意味もなく死体を的に尿を放水。するとポツポツ雨が降ってきた。いつの間にか外は再び暗くなっていて、青い空はどこかに行ってしまっていた。

急いで家に帰りながら何か魚に仕返しをされたような気がした。